第1回目の今回は、「釣りしのぶ作り教室」。
東京で唯一の釣りしのぶ園「萬園(よろずえん)」の深野晃正氏を講師にお迎えし
釣りしのぶの歴史などについてお話を伺った後、
参加者の皆さんに、釣りしのぶを作っていただきました。
釣りしのぶは、もともと江戸時代の庭師が
手慰みに作ったものを出入りのお屋敷に贈ったことから始まり
その後、庶民の間でも夏の風物詩として広く広がったそうです。
歌舞伎や時代劇などでも「釣りしのぶ売り」が出てきたりしますが
現在、一般にはあまり見かけなくなってしまいました。
そんな古き良き夏の風物詩をもっと多くの皆さんに知っていただきたと思い
今回の企画をいたしました。
竹の棒を芯にして、まわりに苔を巻き付けます。
苔が少なすぎても多すぎても具合が悪いので
皆さん、加減に苦労されていました。
深野先生のユーモアたっぷりのレクチャーで、あっという間の90分。
皆さん、とても楽しそうでした。
ご自身で作った釣りしのぶは、まだ葉っぱが無い状態ですが
これからたくさん繁って、涼しげな姿になる予定です。
日本料理「縁(ゆくり)」へのアプローチに2か所
『いかだ』の釣りしのぶを吊るしています。
11月頃になって葉が全部枯れたら
水やりをやめて乾かし、新聞紙にくるんで保存します。
桜の咲くころに、またお水をやると
可愛らしい芽が出て、大切に育てると4~5年は楽しめるそうです。
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