猛暑の日々が続いており
当日もやや曇っていたものの
非常に蒸し暑い中のツアーとなりました。
今回の集合場所は、JR御徒町駅。
御徒町の町名は、江戸時代に江戸城や将軍の護衛を行う幕臣の中でも
馬に乗る事を許されない下級武士(御徒(かち))が多く住んでいたことに由来し
古地図を見ると、「御徒」とか「カチ」と書かれた家が
この地域に沢山集まっています。
また現在、御徒町は宝飾品の街として有名ですが
寺社の多い浅草や吉原に近い土地柄のせいで
江戸時代にもかんざしや帯どめなどの小間物や飾りを扱う商人が多かったそうです。
「2k540 AKIOKA ARTISAN」があります。
ちょっと変わったネーミングですが、この名前の由来は次の通りです。
「2k540」…鉄道用語では東京を起点とした距離で場所を示し
この施設が2k540m付近にあるため、「ニーケーゴーヨンマル」と呼ぶそうです。
「AKI OKA」 … 秋葉原と御徒町の中間に位置するため。
「ARTISAN」 … フランス語で「職人」を意味。
中には50軒ほどのジュエリーや小物を扱うショップやカフェがあります。
ほとんどのお店には、職人さんやデザイナーさんが店頭にいて
お店の奥で商品を作っていたり、商品の説明をしてくれたりします。
さすがは、職人の町です。
2k540を後に5分ほど歩くと、「アーツ千代田 3331」があります。
ここはもと中学校で、建物をリノベーションして現在はオシャレなアートセンターになっています。
地下1階から地上3階の館内には、アートギャラリーやオフィス、カフェが入っています。
そして屋上には、オーガニック菜園も…。
先の2k540に続いて、また3331という数字が施設の名前に使われていますが
これは、神田っ子の手拍子「神田1本締め」から来ているそうです。
先の2k540に続いて、また3331という数字が施設の名前に使われていますが
これは、神田っ子の手拍子「神田1本締め」から来ているそうです。
ショップでは若手アーティストの作品や小物が売られていました。
かつては職員室だった1Fの休憩スペースには
当時の黒板がそのまま残っていました。
炎天下の中、次は神田明神を目指します。
湯島を右手に見ながら、明神下へ…。
明神下は、有名な時代小説の主人公 銭形平次が住んでいたとされるところです。
男坂を上がると神田明神です。
神田明神の境内
社殿に向かって右手に歩いていくと
テレビドラマ「銭形平次」の関係者によって建てられた銭形平次の碑があります。
銭形平次の碑
右隣には、うっかり八兵衛の小さな碑も…。
更に社殿の裏手に足を進めると、乃木希典の書による「彰忠碑」があり
その横には、明治6年に造られた東京で初めての石橋
旧萬世橋(よろずよばし)の欄干が移設されています。
右側に見えるのが萬世橋の欄干