2012年11月19日月曜日

第2回「江戸まち歩き」~錦華通り・神保町・一ツ橋・皇居東御苑編~ その1



先月に引き続き、庭のホテル主催「第2回江戸まち歩き」が開催されました。
前回と変わって、ホテルの南に向かって散策します。

大まかなコースは、ホテルでランチ→ 錦華通り→ 神保町→ 一ツ橋→ 皇居東御苑→ 将門塚で終了です。
前日の雨とは打って変わって、この日も雲ひとつない晴天でした!

庭のホテルから錦華通りを徒歩1、2分歩くと、カトリック神田教会があります。
関東大震災で建物が倒壊してしまいましたが、昭和3年に再建され国の有形文化財になっています。



その少し先には、昭和5年に建てられた「猿楽町交番」があります。今は町会の詰所として利用されていて、ドラマの撮影などにもたびたび利用されているようです。



錦華通りから少し中に入ると、豊島屋本店さんがあります。
豊島屋さんは慶長元年(1596年)創業の酒屋さん。東京でも老舗中の老舗です。



残念ながらこの日はお休みでしたが、桃の節句の時期に販売される白酒は、江戸時代にも「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」と言われるほどで、江戸名所図会にも描かれています。




こちらは、夏目漱石が卒業した錦華小学校(現お茶の水小学校)に立つ石碑です。
「明治11年 夏目漱石 錦華に学ぶ」とあります。



神保町の古書街を通り過ぎて、学士会館に着きました。
旧館は昭和3年に建てられており、こちらも国の有形文化財に指定されています。
丸の内の旧三菱一号館のように、地盤の基礎には松杭が打ち込まれており、外壁はスクラッチタイルで覆われた重厚な建物です。

日本野球、東京大学発祥の地としても知られていますね。



学士会館のすぐ先に一ツ橋があります。

現在の一ツ橋は、関東大震災後の大正14年に掛けられたもので、とてもユニークな橋なのですが、残念ながら上に高速道路が走っており、あまり目立っていません…。



橋の脇には江戸時代の一ツ橋御門の石垣がひっそりと残っていて、日本橋川を船で来ると、当時護岸工事をした大名家の家紋が彫ってあるのも見えたりします。



橋を渡って、現在の丸紅本社、気象庁、大手町合同庁舎の辺りまで、江戸時代には一橋徳川家のお屋敷がありました。広大な敷地です。
丸紅の建物の前に説明の看板が立っています。

ガイドの立山西平さんの説明に聞き入る参加者のみなさん。



ちなみに、同じ御三卿の田安家、清水家は、その名前の由来となった田安門、清水門が国の重要文化財として建っています。

こちらは春の田安門。
おすすめの桜のスポットです。



この後、平川門から皇居東御苑を散策しましたが、こちらは「その2」でご報告します!


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