2012年10月21日日曜日

第1回「江戸まち歩き」~本郷・菊坂編~


本日、第1回「江戸まち歩き」本郷・菊坂編が開催されました!

ガイドは、生まれも育ちも神田多町という立山西平さん。
グリル&バー「流(りゅう)」でランチのあと、さっそく出発しました。



今日はお天気にも恵まれました。雲ひとつない爽やかな晴天です。

まずは、「水道橋」から「神田川」を臨んで。
水道橋は、その名の通り、かつて神田上水の懸樋があったことに由来します。



次は文京シビックセンター。



25F展望室から、これから散策する本郷のまち並みを確認しました。
本当に天気が良くて、最高の見晴らしでした!



本郷界隈は、樋口一葉、宮沢賢司、石川啄木など多くの文人たちが住んでいました。
その樋口一葉が通っていた質屋がこちらの旧伊勢屋質店。
今でも蔵や建物が大切に保存されていて、毎年11月23日の一葉忌に一般公開されるそうです。



この辺りは、昔ながらの佇まいの住宅が多く建っています。



 その中に菊水湯さんという銭湯があります。入口は唐破風の屋根になっています。



路地を突き当たると、鐙(あぶみ)坂が現れます。菊坂界隈は大小の坂がとても多いです。



ノスタルジックな佇まいです。
(ただし、こちらは一般の方の住宅で、決して観光地ではないので、散策するにも注意が必要です!)





そして、樋口一葉も使っていたという井戸。この辺りには18歳~21歳頃まで住んでいたとか。



菊坂を進んで、「金魚坂」という老舗の金魚問屋さんへ。



いろいろな種類の金魚たちがいます。



まるで赤いベレー帽を被っているよう…。かわいいです。


建物の中には釣り堀があり、子供たちで賑わっていました。



本郷三丁目の交差点には、「かねやす」の看板があります。
「本郷も かねやすまでは 江戸の内」


ここで本日の散策は終了!
天気に恵まれ、大変楽しい本郷・菊坂の散策となりました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

第2回の開催は11月18日(日)、コースは神保町~皇居東御苑です。
こちらもお楽しみに!


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2012年10月9日火曜日

創建時の東京駅

東京駅丸の内駅舎が開業当時の約100年前の姿に戻りました。

夜、ライトアップされた姿も美しいですね。



こちらは北側のドームです。
多くの方が立ち止って写真を撮っていました。



正面です。
現代の高いビルに囲まれてもこの存在感ですから、100年前はさぞ雄大だったことでしょう。



北側ドームの内部(丸の内北口改札)。
黄色を中心に、明るい色彩ですが、重厚感たっぷりです。



ぐるっと鷲の彫刻や干支のレリーフが飾られています。

ここに写っているのは寅と辰のレリーフです。中央は、豊臣秀吉の兜をモチーフにした装飾だとか。



こちらも多くの人々が足を止めて記念撮影中でした。



庭のホテル 東京 から東京駅の行き方
・JR水道橋(総武線)よりJR御茶ノ水乗り換え(中央線)
 3駅約10分です。

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2012年10月3日水曜日

糀(こうじ)ばなしと昼餉の集い


9月29日(土)に第5回EDO ART EXPOの開催記念イベントとして、庭のホテル 東京 で「糀ばなしと昼餉の会」というイベントを実施しました。

講師は、神田明神前にある江戸時代から続く甘酒屋「天野屋(あまのや)」のご主人、天野亀太郎さん。




まずは、明治時代に造られ、現在も利用されている天野屋の地下室(ちかむろ)など、貴重な映像を見ながら、糀造りのお話を伺いました。


天野屋の江戸時代から続いた地下室(ちかむろ)のほとんどは、平成3年に埋め立てられたそうです。
長いものは、神田明神の鳥居の方まであったとか。

糀のレクチャー後は、「塩糀」造りのワークショップ。
天野屋の「塩糀キット」を使って、塩糀造りに挑戦しました。 





ワークショップでは、塩糀の様々な利用方法を聞いたり、天野屋特製の「しょうゆ糀」、「久方味噌」、青唐辛子の入った「三升漬」など糀を使った調味料の味見をしました。




ワークショップの後は、お楽しみの昼食会。
まずは、天野屋の冷やし甘酒を飲み、日本料理「縁(ゆくり)」特製の塩糀を使った料理の入ったお弁当をお召し上がりいただきました。



ご自身で仕込んだ塩糀の出来上がりが楽しみですね!
皆さん、各ご家庭でどんなお料理にりようされるのでしょうか?


【『天野屋』 公式ホームページ
神田明神前に1846年(弘化3年)創業。地下室(ちかむろ)で作られた糀による甘酒や、芝崎納豆、江戸味噌、久方味噌が有名。



【『EDO ART EXPO』について 公式ホームページ
「EDO ART EXPO」は、江戸をテーマに伝統技術や歴史、美意識などに関する展示を、中央区、千代田区、港区、墨田区の名店、企業、ホテルや文化・観光施設など、既存の建物をパビリオンに見立てて開催。
各会場では「江戸の美意識」というメインテーマに沿って、浮世絵などを中心に展示し、関連する所蔵作品のある美術館や博物館、ギャラリーなどと提携。その他、様々なイベント、専門的なワークショップ、企業た店舗により各種ラリー、魅力的な特典のある店舗フェアを実施。
庭のホテル 東京 でも東洲斎写楽の浮世絵を展示中。
 ◆ 開催期間 2012年9月28日(金)~10月16日(火)



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