2013年5月24日金曜日

神田祭2013 (続編)

今月、東京では「神田祭」と「三社祭」という大きなお祭がたて続けにありました。
以下は、神田祭のレポートです。

5月11日(土)の神幸祭(しんこうさい)は、朝からあいにくの雨でした。
朝、8時過ぎに神田明神を出発した御神輿や伝統衣装を着た人々の行列が
氏子達の町を順々に巡ります。
その距離、なんと約30㎞。
筆者は、大手町にある将門塚近くで行列を見物しました。


諫鼓山車(かんこだし)には、恵比寿様と大黒様が乗っています。
太鼓の上に鶏が乗っているのは、中国の故事で平和を意味し
江戸時代に、徳川幕府の時代が平和であるようにとの願いを込めて
神田祭の一番目に出されるようになったそうです。


山車が目の前を通った時
大黒様に打ち出の小槌を振っていただきました。
ご利益がありますように・・・。

後に続くのが、少彦名命(すくなひこのみこと)が乗っていらっしゃる二の宮神輿です。
折角の伝統衣装が、カッパに隠れてしまって残念!

続いて、平将門命(たいらのまさかどのみこと)がお乗りの
三の宮鳳輦(ほうれん)。

後に、神職と氏子総代の騎馬行列が続きます。

この後、日本橋や馬喰町、神田、秋葉原などを巡行し、19時過ぎに再び神田明神に戻りました。


翌12日(日)の神輿宮入
昨日とはうって変わって雲ひとつない好天に恵まれ、暑いくらいでした。

須田町中部町会の女神輿。
赤の鉢巻が華やかです。
(昌平橋付近にて)

半纏の背中にある「連」の字は、連雀町(れんじゃくちょう)の連です。
老舗蕎麦屋の藪蕎麦などがある
現在の淡路町2丁目と須田町1丁目は
関東大震災以前に連雀町と呼ばれていました。
後方に見えるのは、秋葉原のビルです。

かわいい子供神輿も続きます。

まもなく明神前。
宮入を待つ御神輿が渋滞しています。

 途中で何度か休憩し、宮入を待ちます。
明神様まで、あと少し!

鳥居前の混雑。
拍子木に合わせて一本締めをし
再び御神輿を持ち上げて、少しずつ前に進みます。
背景は湯島聖堂の木々です。


境内もすごい混雑です。

とうとう境内正面に到着。
最後も威勢良く1本締めで・・・。
歓声が境内に響きます。

運び込んだ御神輿から神霊を抜いていただき
御神輿は、再びそれぞれの町会へ帰っていきます。

東日本大震災のため、4年ぶりに行われた今年のお祭。
皆さんとても嬉しそうでした。
次は2年後のお楽しみです。



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