2013年7月26日金曜日

第7回 江戸まち歩き(前編)                ~2k540・アーツ千代田 3331・神田明神~

7月14日(日)に、第7回「江戸まち歩き」を実施しました。
猛暑の日々が続いており
当日もやや曇っていたものの
非常に蒸し暑い中のツアーとなりました。

今回の集合場所は、JR御徒町駅。
御徒町の町名は、江戸時代に江戸城や将軍の護衛を行う幕臣の中でも
馬に乗る事を許されない下級武士(御徒(かち))が多く住んでいたことに由来し
古地図を見ると、「御徒」とか「カチ」と書かれた家が
この地域に沢山集まっています。
また現在、御徒町は宝飾品の街として有名ですが
寺社の多い浅草や吉原に近い土地柄のせいで
江戸時代にもかんざしや帯どめなどの小間物や飾りを扱う商人が多かったそうです。

高架下に沿って、秋葉原方面に5分ほど歩くと
2k540 AKIOKA ARTISAN」があります。




ちょっと変わったネーミングですが、この名前の由来は次の通りです。
 「2k540」…鉄道用語では東京を起点とした距離で場所を示し
        この施設が2k540m付近にあるため、「ニーケーゴーヨンマル」と呼ぶそうです。
 「AKI OKA」 … 秋葉原と御徒町の中間に位置するため。
 「ARTISAN」 … フランス語で「職人」を意味。



中には50軒ほどのジュエリーや小物を扱うショップやカフェがあります。
ほとんどのお店には、職人さんやデザイナーさんが店頭にいて
お店の奥で商品を作っていたり、商品の説明をしてくれたりします。
さすがは、職人の町です。



2k540を後に5分ほど歩くと、「アーツ千代田 3331」があります。


ここはもと中学校で、建物をリノベーションして現在はオシャレなアートセンターになっています。
地下1階から地上3階の館内には、アートギャラリーやオフィス、カフェが入っています。
そして屋上には、オーガニック菜園も…。

先の2k540に続いて、また3331という数字が施設の名前に使われていますが
これは、神田っ子の手拍子「神田1本締め」から来ているそうです。



  
ショップでは若手アーティストの作品や小物が売られていました。

かつては職員室だった1Fの休憩スペースには
当時の黒板がそのまま残っていました。

炎天下の中、次は神田明神を目指します。
湯島を右手に見ながら、明神下へ…。
明神下は、有名な時代小説の主人公 銭形平次が住んでいたとされるところです。

男坂を上がると神田明神です。
  
 神田明神の境内

社殿に向かって右手に歩いていくと
テレビドラマ「銭形平次」の関係者によって建てられた銭形平次の碑があります。

銭形平次の碑
右隣には、うっかり八兵衛の小さな碑も…。

更に社殿の裏手に足を進めると、乃木希典の書による「彰忠碑」があり
その横には、明治6年に造られた東京で初めての石橋
旧萬世橋(よろずよばし)の欄干が移設されています。

右側に見えるのが萬世橋の欄干

この後、ツアー後半へと続きます。


2013年7月18日木曜日

お水、冷えてます!

梅雨が明けた途端、東京では猛暑の日々が続いています。
このような時期は、熱中症にならないためにも
こまめな水分補給が大切ですね。

庭のホテルの客室にご用意しておりますミネラルウォーターは
全国名水百選にも選ばれた名水の里 富山県の入善町(にゅうぜんまち)の天然水です。
立山連峰の麓に広がる「黒部川扇状地」の花崗岩層をフィルターにして
湧き出る水は、マグネシウムやカルシウムなどが少なく
口当たりがとてもまろやかです。


お部屋の冷蔵庫でひんやり冷やして、皆様のご到着をお待ちしております。

2013年7月10日水曜日

庭のホテル 東京 園芸倶楽部 「釣りしのぶ作り教室」

6月30日(日)に、庭のホテル 東京 園芸倶楽部を開催いたしました。
第1回目の今回は、「釣りしのぶ作り教室」。

東京で唯一の釣りしのぶ園「萬園(よろずえん)」の深野晃正氏を講師にお迎えし
釣りしのぶの歴史などについてお話を伺った後、
参加者の皆さんに、釣りしのぶを作っていただきました。


釣りしのぶは、もともと江戸時代の庭師が
手慰みに作ったものを出入りのお屋敷に贈ったことから始まり
その後、庶民の間でも夏の風物詩として広く広がったそうです。

歌舞伎や時代劇などでも「釣りしのぶ売り」が出てきたりしますが
現在、一般にはあまり見かけなくなってしまいました。
そんな古き良き夏の風物詩をもっと多くの皆さんに知っていただきたと思い
今回の企画をいたしました。


竹の棒を芯にして、まわりに苔を巻き付けます。
苔が少なすぎても多すぎても具合が悪いので
皆さん、加減に苦労されていました。
深野先生のユーモアたっぷりのレクチャーで、あっという間の90分。
皆さん、とても楽しそうでした。


ご自身で作った釣りしのぶは、まだ葉っぱが無い状態ですが
これからたくさん繁って、涼しげな姿になる予定です。
日本料理「縁(ゆくり)」へのアプローチに2か所
『いかだ』の釣りしのぶを吊るしています。


11月頃になって葉が全部枯れたら
水やりをやめて乾かし、新聞紙にくるんで保存します。
桜の咲くころに、またお水をやると
可愛らしい芽が出て、大切に育てると4~5年は楽しめるそうです。


2013年7月8日月曜日

七夕

昨日、7月7日は七夕でした。
今年も庭のホテルでは、ロビーに七夕飾りを設置して
多くのお客様に、短冊に願いを書いていただきました。


様々な国の言葉で書かれた短冊。
海外からのお客様が多い庭のホテルならではの風景です。


皆さんに書いていただいた短冊は、竹からはずして
願いが叶うよう、近所の三崎稲荷神社にて焚いていただきます。




2013年7月4日木曜日

神田の家

7月14日(日)に実施予定の「第7回 江戸まち歩き」のコースの目玉である
『神田の家』へ打ち合わせに伺いました。



 昭和2年に、神田鎌倉町(現在の内神田)建てられたという建物は、
東京大空襲の戦禍を逃れ、現在、神田明神の隣に移築されています。


2階のお部屋には御簾が下がっていたりと、夏用の室礼がとても素敵です。
開け放たれた窓からは、家裏の木立が風に揺れる涼しげな音が聞こえ
日本の家屋ならではの、夏の涼み方を垣間見た気がしました。

建物はもちろんですが、調度品も本当に素敵で、ため息が出ます。
詳細については、後日、ご報告いたします。
ぜひお楽しみに!!

東側の窓からは、神田明神が見えました。



今日はあいにくのお天気でしたが
神田明神の境内では結婚式の記念撮影をしていました。
手前にあるのは、夏に向けての無病息災祈願と今年前半の穢れを祓う
『大祓(おおはらえ)』のための茅の輪くぐりです。


◆庭のホテル 東京 「江戸まち歩き」 

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